同じ業務を繰り返す毎日が
RPAの自動化で変わった！
削減時間は、別の業務へシフト
クズミ電子工業
株式会社
総務部シニアマネージャー
兼 資材グループシニア
マネージャー
大槻久志 氏
会社紹介をお願いします。
当社は、産業機器向けコントローラ・通信機器・電源等の組込み機器の受託開発及び製造を行っております。最近は、リチウムイオンバッテリーに関連した充電器や安定化電源の開発に対する要望が多くなっておりますが、当社では電源と、それらを制御するコントローラの両方に対応が可能であるため、ユーザー様からは高評価を得ております。
これらの技術を具現化した自社製品として、無停電電源装置（UPS）等を販売しております。
当社の全ての製品は、マイクロコンピュータを中心とした半導体や各種電子部品で構成されており、その部品の種類は数千種類におよびます。これらを数百におよぶ取引先に対して、日々発注しております。これらはルーティンワークではありますが、これまで人海戦術で対応してきました。しかし、発注量も増加傾向にある現在、人海戦術にも限界が近づいてきており、今回のRPA導入により革新的な業務効率アップを期待しております。
RPA導入前は、どのような課題がありましたか。
発注システムを利用した定型業務で繰り返し行う作業があり、時間を掛けずに効率的にできないかと日々考えていましたが、毎日の業務に時間を取られ、なかなか効率化を図ることができずにいました。
どのような作業をRPAで自動化しましたか。
2つの作業を自動化しました。現在、3つ目の作業の自動化を進めています。
現在できている２つのうち１つは、注文書のPDFファイルを発注先にFAXで送る作業です。これは、毎日平均50件程あり1件あたり3～4分かかります。弊社はFAXサーバーを利用しているため、パソコンからFAXを送信することができます。そのため、RPAで自動化することが可能でした。
２つ目は、納期回答のない発注先に回答を催促するメールを送る作業です。これは週に１回20件程度あり、データのエクスポートから始まりメール送信までの作業で3時間程かかっていました。通常、発注すると発注先から資材の納期のお知らせが届きますが、ある一定期間を過ぎても納期の連絡がない場合は発注先に納期回答の依頼をします。その作業を自動化しました。
RPAの導入効果はありましたか。
RPAで作業の自動化をしたことにより、1日あたり２時間程度の余裕ができました。
これによって、その時間を別の業務に充てることができています。より実のある作業に注力できるようになり、とても満足しています。
GKIのサービスはいかがですか。
ARGOS RPA⁺の操作方法等まったく分からない状態のところから、支援していただけて大変満足しています。RPAシナリオ（RPAの指示書）制作中は、分からないことばかりで毎日のように問合せをしていました。メールや電話はもちろんテレビ会議でのサポート対応もしていただけたので、とても助かりました。